2021/04/28
隠れ家のようなプライベートサロン~サイプレス
【サイプレス】№16
樹木系:フレッシュなグリーン調にほのかにシトラスの香り
サイプレスとは、地中海沿岸地方が原産で、常緑の高木性針葉樹です。
樹高は25-45mになり、茶色の球形の実がなります。
キリストが縛られた十字架はサイプレスで作られたという伝説から、ギリシャやローマでは神聖あ植物として寺院や墓地などに植えられてきました。
また、腐りにくい建材として、十字架を作る際にはよくサイプレスが使われてきました。
心への効能は、受け入れ、流していくことをサポートします。
死と再生の香りとも言われ、変化を抑制する恐れをなくし、新しく道を開いていくパワーをもたらし、楽観的に人生の流れに乗って生きていく助けをしてくれます。
外的、内的にしても、変化に対して不安になりがちな気持ちが安定してくるようになります。
体への効能は、体全体のバリア機能を高め、免疫力を高め、咳や喘息を抑えます。
体内の水分を調整する機能もあるため、老廃物の排出、むくみやセルライトの除去にも効果的です。
婦人科系のトラブルにもよく、月経の不調や更年期にもいいと言われています。
主な使用法としては、芳香浴、沐浴、ボディートリートメント、ヘアケア、スキンケア、ホームケア、ハウスキーピングがあります。
2021/04/21
隠れ家のようなプライベートサロン~イランイラン
【イランイラン】№15
オリエンタル系:エキゾチックな甘い香り
イランイランとは、フィリピン、レユニオン、マダガスカルが原産の熱帯の常緑高木で、高さ20mにもなります。
黄色い香り高い花を咲かせ、花の色は黄緑色から成長するにつれて濃い黄色になっていきます。
フィリピン地方では「そよ風に揺れる花々」という語源から派生し、「花の中の花」という意味を持っています。
インドネシアでは古くから、新婚初夜のベッドに敷かれていて、熱帯地方の暑さの中に、甘い香りが広がると、エキゾチックなリラックス感と、官能的な雰囲気、喜びをもたらします。
フランスの長い香水の歴史においても欠かせない香りとして使われていました。
心への効能は、鎮静と興奮のバランスをとる作用があり、心を落ち着かせリラックスするとともに、精神を高揚させ、楽しさや喜びの感情をもたらします。
自信を取り戻すことを促してくれるので、イライラや落ち着きのなさが和らぎます。
女性的なエネルギーを高めてくれる性質もあります。
体への効能は、神経系の鎮静作用があり、熟睡を促します。
その鎮静作用は動悸、高血圧、頻脈、てんかん症の発作などにもいいと言われています。
催淫作用があり、女性ホルモンの調整や、生殖系の不調改善にも役立つと言われています。
主な使用法としては、芳香浴、沐浴、ヘアケア、フレグランスがあります。
2021/04/15
隠れ家のようなプライベートサロン~ウインターグリーン
【ウインターグリーン】№14
樹木系:バーチに似た、少し甘く消毒液のようなウッディー調の香り
ウインターグリーンとは、北アメリカが原産の、ツツジ科の常緑低木です。
冬に真っ赤な可愛らしい実をつけることで有名ですが、クリスマスのリースなどの装飾に使用されているのを、見かけたことがあるのではないでしょうか。
古くから解熱剤や鎮痛剤として使用されており、痛みが出た時に葉を口の中で噛み潰したり、お湯につけて煎じて飲んだりして使用していたようです。
独立戦争時代には、紅茶の代用として使われ始め、現在でも飲まれている飲み物です。
心への効能は、刺激が強いこの香りは、心も刺激しやる気を起こさせてくれます。
また、すっとするような香りが、雑念を取り払い気持ちをクリアにさせてくれます。
体への効能は、湿布と同じ成分の鎮痛作用があることから、筋肉痛や関節炎、肩こりやリウマチのケアをすることが出来ます。
筋肉の痛みに効くことから、スポーツをする人から愛用されてる精油でもあり、リンパの流れをよくし、むくみを取ってくれます。
主な使用方としては、芳香浴があります。
2021/04/08
隠れ家のようなプライベートサロン~クローブ
【クローブ】№13
スパイス系:スパイシーな香りの中に少し甘味のある香り
クローブとは、インドネシアのモルッカ諸島原産の樹高10~15m程になる常緑の中高木で、100年近く生きる植物です。
ピンク色の花を年に2回咲かせ、精油は開花前のまだ緑色の蕾を取り、乾燥させて作られます。
花蕾の形から、ラテン語の「釘」という言葉が名前の由来になっています。
古くから感染症の予防に使われてきて、中世ヨーロッパでは、金と同等に扱われるほど高価なものでした。
東洋では、「丁子(ちょうじ)」という生薬として使用されていました。
心への効能は、気分が落ちている時に、気持ちを明るく高揚させてくれ、今の状況を変えるための行動力とパワーを与えてくれます。
記憶力を高める作用もあります。
体への効能は、基本的に体を温める作用があり、主に消化器系の不調に効果を表します。
胃腸を温め、消化不良、下痢など、冷えが原因の胃腸トラブルに効果的です。
また、冷えによる関節炎やリウマチにも効果的です。
主な使用法としては、芳香浴、沐浴、ボディトリートメント、ヘアケア、スキンケア、クリーム、フレグランス、ホームケア、ハウスキーピングがあります。
2021/03/31
隠れ家のようなプライベートサロン~オレガノ
【オレガノ】№12
ハーブ系:甘くスパイシーさもあるハーブ調の香り
オレガノとは、ヨーロッパが原産のシソ科の多年草で、和名ではハナハッカという名前になっています。
香辛料として使われることが多い植物で、精油では似ている種類が沢山あるので、注意が必要です。
古くから儀式、薬、料理と様々に用いられてきて、ギリシャ語で山の喜びを意味するoriganumが由来と言われています。
そのため、結婚式での祈り、死者の魂に祈りを捧げたり、冠婚葬祭の儀式に使われました。
心への効能は、弱った心を強くして、活性化させてくれ、固まった考えをほぐし、柔軟に前向きにさせてくれます。
性欲を弱める働きもあるとされています。
体への効能は、抗ウイルス、抗菌の作用が優れているので、風邪、インフルエンザ、感染症などに効果的です。
また、呼吸器系と消化器系の不調もいいと言われていて、胃の不調や消化不良、気管支炎、喘息などに効果的です。
主な使用方としては、芳香浴があります。